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ご挨拶

全国青年司法書士協議会
会長阿部 健太郎(あべ けんたろう)

このパンフレットが皆様のお手元に届くとき、わが国はどのような状況になっているのでしょうか?

コロナ禍において、ちょっと先の未来でさえ、予測することが困難な状況に全世界がおかれております。新型コロナウィルス感染症拡大の影響は全青司にも直撃し、2020年3月に開催予定の山口全国大会は中止し、その後、2020年9月開催予定であった東京全国研修会、2021年2月開催予定であった鹿児島全国大会についても1年延期の判断をせざるを得ない状況となりました。

しかしながら、いままで経験したことの無い社会情勢の中でも、全青司は立ち止まることはありません。

青年会らしく、柔軟な発想力と、行動力で、困難な環境であっても出来ることを着実に行って参りました。

東京全国研修会も従来のような集合形式から、Webを最大限に活用した新しい研修会という形で企画し、これまで以上に、より多くの会員の方に、最新の情報をお届けできる形に進化を遂げました。

全国研修会延期決定により生まれた1年間の余白を実行委員会において最大限に活用し、より良い全国研修会とするべく従来の枠組みに捕らわれず議論し、検討した末に「ハイブリッド」という、全く新しい形態にて今回、全国研修会を実施する運びとなりました。

東京全国研修会のテーマは「未来」です。全青司は創立以来、常に、司法制度、司法書士制度の未来を展望し活動して参りました。

過去の先人の未来志向の先駆的な取り組みが、その後の司法書士制度に大きく貢献することとなったことは、様々な書籍などからも明らかになっている通りです。

今回の全国研修会では、11月13日に実施する基調講演と2つの分科会、そして11月14日以降1か月間に渡り視聴可能となる8つの分科会、その全てを受講することが出来るようになっております。

基調講演・分科会を通じて、全青司が描く虹色の「未来」を実感して頂けることと確信しております。

未来は自分達の手で変えることが出来ます。私たち青年司法書士にはその力があります。

様々な社会問題に対する気づきを得て、改善に向けた地道な取り組みの先に、また新しい未来を切り拓くことが出来ます。

研修会に参加頂いた1人・1人が、自らの足で、一歩、一歩と未来に向けて歩みを進める、その第一歩を踏み出す機会となれば、幸いです。

第49回 全青司東京全国研修会
実行委員長和田 秀幸(わだ ひでゆき)

不公正な社会の現実

『あなたたちのがんばりを、どうぞ自分が勝ち抜くためだけに使わないでください。恵まれた環境と恵まれた能力を、恵まれないひとびとを貶めるためにではなく、そういうひとびとを助けるために使ってください。』これは、2018年の医学部不正入試問題が発覚した翌年、東京大学学部入学式で、ジェンダー研究の第一人者である上野千鶴子さんが、学生に向けた祝辞の一部です。不正入試問題のように社会には、差別や不公正な取扱は存在するが、合格という結果を出すことができたのは、自分の努力の成果だけでなく、努力は報われると自分自身で信じることができた、周囲の環境のおかげでもあったことを再認識し、その恵まれた能力と環境を、社会に還元してくださいと訴えているものです。

能力ある者の謙虚さの欠如

司法書士にも同様に恵まれた能力や環境があるものではないかと考えます。皆さんは、司法書士として社会的に信頼を得て、尊重され、そして収入を得て、家族を養い、充実した生活を過ごすことができています。これは諸先輩方が司法書士制度の発展に注力し、市民の人権擁護活動に精力的にかかわり、市民の財産を守り、公正な社会を作り上げる努力してきた結果として築き上げられた、恵まれた環境が用意されていたことを忘れてはいけません。さらに数年に及ぶ相当な努力を重ねることができたのも、皆さんを支えてくれる人たちに囲まれた環境があったことを忘れてはなりません。皆さんの成功は、自分の努力の贈物であり、自分の功績によるものだけでなく、幸運にも周囲の環境に助けられていたことで、得ているということを忘れてはならないのです。

コロナ禍で拡大する格差

他方で社会を見回すと、ジェンダーやLGBTQ、外国人、沖縄在日米軍基地などの不平等問題、教育・学歴・職業・企業間などにおける格差など、自身の能力や努力によってだけでは解決することが困難な問題を抱えている人々たくさんいます。そしてコロナ禍によって、このような不平等や格差といった社会の歪みが浮き 彫りになり、社会の分断がますます深化・拡大しています。私たちの社会の構成する一員のなかには、私たちの身の回りには、このように環境に恵まれないで苦しんでいる人たちがいることを改めて思い出してもらいたいです。

社会の「未来」に参加する司法書士

全青司東京全国研修会のテーマは「未来」です。これは「司法書士の未来」ということだけを意味するものではありません。優れた能力と恵まれた環境を備えている司法書士の皆さんが、不平等を緩和し、公正な社会の実現を目指し、現行法の枠組みでは解決することが困難な社会問題に苦しんでいる人々に寄り添い、支援していくことで、社会の全員が一緒に勝ち取ることができる「未来」を展望する契機となるような研修会となることを期待しています。

東京青年司法書士協議会
会長中村 貴寿(なかむらたかとし)

みなさん、こんにちは。東京青年司法書士協議会の会長の中村貴寿です。東京全国研修会は、11年ぶりに東京青司協が主管を担当いたします。

本来であれば第49回全国研修会は、昨年9月に神保町の日本教育会館において2日間の日程で行われる予定でした。しかし、みなさま御存知の通り、新型コロナ感染症の影響により、延期せざるを得ない状況となり、今年度に延期されました。

今回の全国研修会は、新型コロナ感染症拡大以降、最初の全国研修会になります。新型コロナ感染症の影響により、日程の変更だけではなく、開催方法についても、従来の全国研修会とは異なる開催方法の検討を余儀なくされました。今回、実行委員会は様々な議論を行い、新型コロナ感染症の影響の中にあっても、従来の全国研修会の簡易版・劣化版ではなく、従来の全国研修会と同等、さらには、それ以上のものとなるものを目指しております。

今回、「未来」をテーマに全国研修会を開催いたします。青年司法書士は、これまで、様々な社会問題 に対して、司法書士の立場から検討し、取り組んできました。そのことは、改正司法書士法の国会審議においても取り上げられ、司法書士法の使命規定の立法事実にもなりました。今回の東京全国研修会においても、司法書士業務の未来を考えるだけではなく、社会の諸問題をとりあげ、日本社会の未来をより良い方向に切り開いていくための土台となるような全国研修会を目指しました。
ぜひ、みなさまのご参加お待ちしております。

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