東京電力福島第一原子力発電所事故から10年。われわれ司法書士は事故直後から被害者支援を行ってきました。今回、人権擁護の視点から原発事故被害とその支援について、10年間を振り返ります。
第1部、第2部では、実際に支援にあたった司法書士の当時の具体的な対応や、法律家としてのマインドを共有し、後世に伝えます。
第3部では、全国の司法書士が原発事故被害を自分事と捉え、今なお続く被害に対して今後どのような支援ができるのか、そして、地域に根差す司法書士として、被害者や市民に『寄り添い続ける』とはどういうことなのかを議論します。
今後、私たちは地域に生きる法律家として、自分自身が災害や人災等に巻き込まれる可能性も考えられます。
当時の活動を風化させることなく『未来』の司法書士に対して伝えるべく、10年の節目に振り返ると同時に、災害時にどのような活動が大事なのか等、人権擁護の視点から司法書士としての被災者支援の『未来』を考えます。
全体として3時間
第1部 基調講演
仮題「原発事故後、司法書士の10年間の諸活動を俯瞰して」
講師 髙橋 文郎先生(事故当時の福島県司法書士会会長)
第2部 実践報告
仮題「避難した当事者としての当時の思い、避難者支援の報告と現状や課題」
講師 丹治 泰弘先生(福島会)
第3部 パネルディスカッション
仮題「被災者支援の未来を見据えて」
コーディネーター 内藤 俊文(全青司常任幹事)
パネリスト 全青司会員 他
※ 研修内容は予告なく変更になる可能性があります。