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第10分科会

司法書士と外国人の法的支援の未来

神奈川青年司法書士協議会

今年3月、名古屋の入管施設に収容されていたスリランカ人女性が適切な医療を受けられず、死亡しました。入管施設内では、これまでも度々死亡事案が発生しており、容体観察という名の医療放置をはじめ、暴行、隔離、監禁などその処遇は酷いものだという内容の報道がされています。
行政の広範な裁量に委ねられた在留特別許可、難民を保護しない難民認定制度など外国人の人権を蔑ろにする日本の入管行政には、国内外から非難が絶えません。
また、今年2月に国会に提出され成立が見送られた、出入国管理及び難民認定法改正案についても不透明な仕組みが温存され、成立は見送られたものの、予断を許さない状況です。
実際のところ、この問題の背景や原因には何があり、入管行政の実情はどうなっているのでしょうか。
私たち司法書士は、市民に身近な「街の法律家」として、外国人の法的問題について取り組んでいるところ、こうした外国人が直面している入管の問題についても関心を持ち、断片的な報道内容だけではなく法制度の背景や入管行政の実情を知ったうえで人権問題として議論していくことが必要だと考えています。
そこで、本分科会では、元入管職員で入管の内部事情に精通していらっしゃる木下洋一先生を講師に迎え、研修会を企画いたしました。若手司法書士が入管問題に関心を持つきっかけとなれば幸いです。

研修内容

第1部 基調講演「入管行政と外国人の人権
講師 木下洋一

第2部 パネルディスカッション
下記5つのテーマを中心に
「入管制度」、「難民認定」、「入管施設」、
「出入国管理及び難民認定法改正案」、「入国問題と未来、司法書士への期待」

★講師紹介
元入国審査官・未来入管フォーラム代表・行政書士明るい総合法務事務所勤務。
神奈川県生まれ。神奈川大学大学院法学研究科修士課程修了。
1989年法務省公安調査庁入庁(国家Ⅱ種)。
2001年から2019年3月まで、法務省入国管理局(現・出入国在留管理庁)において、上陸審査、在留審査、退去強制手続に従事。
2019年3月大学院修了と同時に早期退職。
元入管職員としての経験をもとに、入管問題、外国人問題についてメディア等を中心として発信活動を展開している。
修士論文『出入国管理システムにおける行政裁量の統制に関する一考察』(CiNii:120007097405)。
メディアによるインタビュー記事として、
『「これでいいのか」 元入管職員が打ち明けた出入国行政の”闇”』(毎日新聞デジタル)、
『現場職員も疲弊する入管行政の “ブラックボックス” 解消が急務』(ニッポンドットコム)、
『ブラックボックス化する入管「叩くだけでは解決しない」』(弁護士ドットコムニュース)、
『入管よ、変われ』(月刊世界)他多数。

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